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大井神社(おおいじんじゃ)は、京都府亀岡市大井町にある神社。式内社。旧社格は郷社。 == 祭神 == * 月読命(つきよみのみこと) * 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) * 木俣命(きのまたのみこと) - 別名を御井神(みいのかみ) == 歴史 == === 伝承 === ; 鯉伝説 創建に関わる伝承として、大宝2年(702年)に京都市西京区の松尾大社から月読命と市杵島姫命〔境内説明板では御井神と市杵島姫命としているが、御井神は後述の伝承によるとされるので誤記か。『京都府の地名』では中津大神、神社由緒書では月読命と市杵島姫命としている。〕が亀の背に乗って大堰川を遡上したが、八畳岩辺りから保津の急流で進めなくなったので鯉に乗り換え、亀岡市河原林町勝林島の在元淵にまで至った。それを見た工匠が社を建立したという(河原林町の大井神社)。その後、現在地に遷ったと伝えられる〔『京都府の地名』大井神社項。〕〔神社由緒書。〕。 以上の伝承から、当社では鯉が神使とされているほか、当社の氏子は鯉を食べることを禁忌とし、端午の節句に鯉のぼりを上げることもない。 ; 「大井」の名の発祥 亀岡盆地は太古は「丹の湖(にのうみ)」と呼ばれる湖であったといわれるが、それが無くなるときに当地に水が乾き残り、旱魃でも枯れない「大いなる井戸」として永く残ったのが「大井」の名の発祥の由来とされる。そしてこの井戸に万一のことがあれば平野が湖に戻るか旱魃地帯になると憂いて、井戸の神である木俣神(御井神)が勧請され祀られることとなった〔〔境内説明板より。〕。 湖は「丹の湖」の名のように赤色〔「丹」は、赤土や赤色顔料、またはそれらの色を指す。〕の泥湖であったといわれるが、その様子が「丹波」の語源となったという説もある。現在も境内には「大井」の名残とされる神泉「丹の池(にのいけ)」があり、鉄分を含み赤色を呈している。ただし、現在は周辺の宅地開発の影響もあって水は枯れており、地下から水を汲み上げている〔。 なお「おおい」の発音から社名が大堰川に因むとされることがあるが、上記の様に当社は「大いなる井戸」に因むものであり、嵐山の渡月橋付近に設けられた堰(せき)・葛野大堰に因む大堰川とは由来は異なっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大井神社 (亀岡市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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